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アダルト

大人になるって素晴らしいことだ

夜寝る前にゆううつでどうしようもなくなったり、テストの点数が悪いとか、体育の授業があるとか、一日休んだら自分の居場所をすっかり無くしてしまうかのような、そんな感じも覚えなくていい。素晴らしい。夜、布団の中で泣いてしまったのは、どうしようもなく辛いことがあって、それが今の自分ではどうしようもないのだということがまざまざと分かってしまったから。きっとどうにかする手段もあったはずで、それをした者はきっと不良と呼ばれるんだろうな。私はといえば、今ではだめだ、早く時が経てば…と目を閉じて寝て起きてを繰り返しそして泣いていた。不良にはならなかった。ただ、自分ではどうすることもできない時の流れに頼るしかなく、どうにもならないそのもどかしさに、どうすることもできず…悶々するばかりだった。それでも時は流れてくれて、ようやく今報われようとしている。諦めなくて良かった。永遠に続くのではないかと思った憂鬱な日々も終わったんだ。ここから私の人生が始まるんだ、なんて大袈裟だけど、あの頃の私ならばそう考えていたに違いない。だから私は言いたい。この日のために生きてきたし、私の人生はここから始まるんだって。